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[現役翻訳者と]英語で英語のボキャブラリー!なぜ日本人にとって英語は難しいか。

2020/02/05
 
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 略歴:渡英後すぐ、イギリスの某大手IT企業に就職。IT/マーケティング資料/サポート記事の翻訳や校正を現役で担当中。ローカライズ歴5年目。プライベートでは、現地で結婚。夫婦の共通言語は英語。

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ボキャブラリーの、その前の手始めに

 時に、留学したり、国外に出て働いたりすると、すぐ、こんな事を思ったりします。 
 同じ期間滞在しているのに、 ヨーロッパ圏の人間はなぜ圧倒的に会話の吸収が速いんだ?
 そして笑われたりするかもしれません。

 日本人は英語が… … アハハ… …
 
 いいえ。ちょっと待ってください。
 それは知識のない人たちに、ただ勘違いされているだけなんです。
 
 母国語の語順が英語と同じか、もしくは母国語で使うアルファベットが英語と同じラテン文字であれば、彼らにとって英語を喋る事が容易になるのは、当たり前の事なのです。

中国繁体字と日本語

 それは、例えるならば、日本人が、中国繁体字の読解を勉強し始めるようなものなんです。
 気付く人は気付くでしょうか?
 そうです。
  繁体中国語の読解は、ほぼ日本語と同じ漢字を使っているので、勉強しなくても、日本人には、なんとなく分かってしまいますよね
 それと同じ事が、今彼らに起こっているんです。そして、彼らはそんな英語を、とても簡単な言語だと言います。

 彼らにとっては簡単でしょう。ですが、我々にとっては、その事情は全く違います。

似ている言語という事は… …

 例えば、英語に特に近いのはドイツ語、フランス語だと思います。
 少し勉強すれば分かりますが、英語の単語の語尾を変えただけのほぼ同じ似通った単語がぞろぞろあります。まるで活用形みたいな感じにです。

 ヨーロッパ圏の人間が数か国語を話すというのは事実ですが、それは何も、彼らがとびぬけて言語に長けているからではありません。
 彼らがもともと、それぞれ似通った言語を話しているかです。

 現に、英語がある程度できるようになると、今までの英語学習に比べ、ドイツ語やフランス語の習得はなんて簡単なんだろうと思えるようになってきます。

 母国語に同じ単語があるがゆえ、その同じ単語上で、翻訳によっては、国により意味が微妙に違ってくるという、彼らなりの悩みもありますが、そこは今は置いておきましょう。

 とにかく、彼らが日本人よりも英語の吸収が速いことは自然の摂理なのです。彼らはまず、アルファベットを最初から学ばなくても、英語という第二言語を習得できます。日本語と繁体中国語の読解のように、彼らの母国語のアルファベットが、英語と同じだからです。

日本人にはフェアじゃない

 これは日本人にとっては、あまりフェアな事実ではありません。

 例えば中国語が共通語だったのであれば、私たちは各国の人間と中国語を学んでいく段階で、さほど劣等感を抱くことはないと思います。
 ヨーロッパ諸国の人間と比べた時、きっと私たちの方が中国語をはるか簡単に習得できるからです。

 でもね。

 やるからには、彼らと同じくらいの速度で走りたくないですか?

全部反対の言語、英語。

 日本語と英語では、そのアルファベットも、語順(文法)も、天と地ほどかけ離れています。
 全てが反対です。
 ご存じのように、年月日の書き方も、名前でさえも、反対に言います。

 語順が反対であるという事は、つまり考え方がそもそも反対なのです。
 
 では物事を反対に考えれば、すんなり英語を理解できるようになるのではないか?と思い、試しに、「日本語をまず、英語語順(反対語順)で言ってみるという実験をしたことがありました。それに慣れてから、その日本語の単語を英語に置き換えれば、スムーズに英語が話せるのではないかと思ったからです。


「したことがありました実験を言ってみる日本語を、で英語語順(反対語順)」、

みたいな事です。

 上記の文章では、全く意味が分かりませんよね?
 上記が意味不明に聞こえるのと同じように、文法を考えず、日本人が日本語の語順を通して英語を話すと、英語を話す人たちにとっては、上記のように聞こえるはずです。語順が反対ですから。意味不明です。

 そして、この反対語順日本語を話し続けると、アンドレ・ブルトンの自動筆記(オートマティズム)のようになってくるので止めておきましょう(笑)。

英語で覚える英語のボキャブラリー

せめて彼らと同じ速度で走る努力をしたい

 ではどうすればいいのか?
 人間は、いつも簡単なほうへ流れて行きがちですが、困難にぶち当たって劣等感に勝てない時こそ、少し難しい選択をする方が、気持ち的にも、のちのち楽な場合があります。

 結論を言えば、日本語は捨てて、英語で英語を理解する、ということです。

 どうやって?

 例えば、「show up」という言い回し一つを理解するとしましょう。

 それを「現れる/(姿を)現す」と日本語で覚えるのではなく、最初は、既に知っている近い意味の英語の単語で覚えるようにしましょう。

 「show up 」=「to appear」という感じです。

 そしてもし「to appear」がどうしても分からなければ、ここで「現れる/(姿を)現す」と日本語を持ってきます。これが基本です。

 パソコンのファイルの階層みたいな感じですよね。どんどん、日本語を奥の方の階層に追いやって、英語の記憶というファイルをデスクトップの近くに配置します。

 show up = to appear = to start to be seenと芋づる式に全部英語で覚えてしまおうとするような、昔の私のようなチャレンジャーがいるかもしれません。
 しかしこれは果てしなく続き、1つの単語を覚えるのに相当効率が悪く、「現れる」という日本語の意味が何だったのか分からなくなったりしますので、止めておきましょう。

 2つで十分です。単語がもう少し複雑になってきましたら、3つ目の階層、4つ目のつるの芋、と続けても構いませんが、今はここで留めておいて、手っ取り早くボキャブラリーを増やしましょう。

 そして、ボキャブラリが出来上がったら、英書の長文に出てきた「show up」を、「appear」に置き換えて理解してみます。例えば、以下の文章だと、

The monster showed up just after midnight.

“A Monster Calls” by Patric Ness

The monster appeared just after midnight. という感じです。

頭の中で、この作業を続けていきましょう。

では、第二回の毎日英書で英文読解に戻ります。↓↓↓ リンクをクリックしてやってみましょう!

[現役翻訳者と]英書で毎日英文読解!-『怪物はささやく』第二回「 冠詞:aとtheの違いを分かりやすく簡単に。

英国古本屋のライター:K・T・エリーズ

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 略歴:渡英後すぐ、イギリスの某大手IT企業に就職。IT/マーケティング資料/サポート記事の翻訳や校正を現役で担当中。ローカライズ歴5年目。プライベートでは、現地で結婚。夫婦の共通言語は英語。

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