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『Life in the UK』テスト一発合格勉強法!第28回「イギリスの歴史:オリバー・クロムウェル2」

2020/03/28
 
ロンドン市内
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 略歴:渡英後すぐ、イギリスの某大手IT企業に就職。IT/マーケティング資料/サポート記事の翻訳や校正を現役で担当中。ローカライズ歴5年目。プライベートでは、現地で結婚。夫婦の共通言語は英語。

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 オリバー・クロムウェルとチャールズ2世

前回のまとめ

 前回までは、清教徒革命でオリバークロムウェル将軍が活躍し、王を敗北に追い込んだところまでやりましたね。

 そしてクロムウェルは、反議会派が残るアイルランドまで赴き、イングランドの権威をアイルランドに導入する事に成功しましたよね。

  今日は、その続きです。

スコットランド

 実は、スコットランド軍はもともとチャールズ1世を倒すために立ち上がったのですが、チャールズ1世の処刑には反対派でした。

 今までずっと、この国は王制で成り立ってきたのです。

 その王を処刑するなど、当然の困惑ですよね。

 そしてスコットランドは、チャールズ1世亡き今、そのチャールズ1世の息子のチャールズ2世(Charles Stuart)が王になるべきだと言い出します

実際の所、チャールズ1世に対して最初に隆起したスコットランド軍は、オリバー・クロムウェルの勝利で、彼に全権力を持っていかれたくなかったのかもしれません。

チャールズ2世とスコットランド軍

 事実、スコットランドはチャールズ2世をスコットランドの王として迎え入れます

 そして、チャールズ2世はなんとそのまま、スコットランド軍を率いてイングランドを征服しようとイングランドに乗り込みます。

 クロムウェル将軍は根っからの軍人です。

 しかも幾多ものすごい歴史的な戦争上で勝ち続けた名手でもあります。

 案の定、このチャールズ2世率いるスコットランド軍は、クロムウェルに打ち破られてしまいます。

 その戦いは「ダンバーの戦い the Battles of Dunbar」、「ウスターの戦い (the Battles of Worcester)」と二つあるので覚えて下さい。

Charles IIのお手製感みなぎる適当な絵

 余談ですが、この、チャールズ2世の髪がチャールズ1世に比べくるくるでふわふわなのは、フランス人である母から受け継いだものだと思われます。同じようなくるくるふわふわの髪の、ものすごい美人です。まあ、それはさておき。

 チャールズ2世は、このウスターの戦いの最中に、なんと逃げ出します。

 チャールズ2世は、この時に、根元に丁度人が入れる位の大きな空洞ができる樹木である、「かしの木 (oak tree)の中に隠れて難を逃れ、ヨーロッパに逃げおおせたというのが有名な話です。

 時に、ここで全然関係のない話ですが、このWorcesterというのはウォーセスターと読むのではなく「ウスター」と読み、これは、日本でも有名な、あの目玉焼きにかけるかかけないかで地域によって違う、ウースターソース(Worcestor Sauce)の生まれた地です。笑。

 そして、この「ウスターの戦い」での「カシの木」の話を、なぜか試験でちらっと見かけたので、「チャールズ2世」と「かしの木」と「ウースターソース」を、まあ良ければ適当に絡めて覚えてください。笑。

 また、なぜだかこれが、清教徒革命のチャールズ1世に勝った戦いとよく頭の中でごっちゃになるのですよね。笑。

 考えてみれば、「クロムウェルvs国王派とチャールズ1世」、「クロムウェルvsスコットランド軍とその息子チャールズ2世」ですから、まあ似ていると言えばものすごく似ていますよね。

 つまりクロムウェルは国王の親子を撃退したことになりますね。すごい革命戦士です。

 そうやって、国会(議会Parliament)側が、今やイングランド、ウェールズ、スコットランドの支配権を握る事となった訳であります

ロードプロテクター

 前回のクロムウェルの記事でざっと見ましたが、クロムウェルは、清教徒革命でアイルランドの国王派の残党をやっつけて、アイルランドの支配権も手中にしましたよね。

アイルランドとクロムウェルをお忘れの方はこちら↓

 そうして、遂に、

 アイルランドでの業績とウスターの戦いでのチャールズ2世への勝利で、オリバー・クロムウェルは、新たな共和国のリーダーとして認知されます

 共和国に王はいませんね。

 それに、オリバー・クロムウェルは王の家系ではありません。彼は軍人です。

 しかし、今や国のリーダーたるもの、それ相応の役職名が必要になってきますよね。

その役職名を、「ロードプロテクター(Lord Protector)」と言います。

Lord Protectorとオリバークロムウェルは試験に必須ですので確実に覚えましょう!

 この言葉を私は今まで聞いたことがない気がしますが、「Lord Protector」の事を、日本語では正確には「護国卿」と言うらしいですね。
 
 王権に匹敵する最高統治権を有する称号なのだとか。

クロムウェルの統治

 オリバー・クロムウェルはその後亡くなる1658年まで、「護国卿、またの名をロードプロテクター(Lord Protector)」として君臨し、共和国を統治します。

 オリバー・クロムウェルの死後は、彼の息子のリチャード・クロムウェル(Richard Cromwell)が「ロード・プロテクター(Lord Protector)」になります。

適当なリチャード・クロムウェルの顔↑

 しかし、さすが父親が死ぬまで率いていた軍を、同じように統率できるはずがありませんでした。

 それでもオリバー・クロムウェルの死後、11年間は、イギリスは共和国のまま存在し続けますが、限界が来ます。

 オリバー・クロムウェルなしでは、明確なリーダーや政府のシステムが存続できませんでした

 この人はどれだけ有能だったのだろうかと考えてしまいますよね。

 王ですら何人もの替えがいるものを、オリバー・クロムウェルの代わりになる人はいなかったのです!

 まるで湘北高校の赤木のようですね!

オリバーのいない世界で

 そこで、また、多くの人々が、国の安定を求めて、やっぱり今までの王制に戻すべきじゃないかと話し始めるわけですね。

 ここでは、「王の権力」というものが、改革によって一度くつがえされていますので、

 次に王制に戻したとしても、それはきっと今までとは少し違ったようになっていくでしょう!

 ということで、今日はここまでです!

ボキャブラリ

“2020 Edition Life in the UK Test Handbook” p29-p29

さあ読んで行きましょう!試験は全部英語です!!!いつもの英語での英単語の覚え方はこちら「2. 英語で覚える英語のボキャブラリー」をどうぞ!

必須単語は黄色いマーカーの所なので、絶対に覚えてください。

crowned |v. to put a crown on someone’s head in an official ceremony that makes that person king or queen:

famously |adv. in a way that is famous or well known:

oak tree |n. a large tree that is common in northern countries, or the hard wood of this tree:

Lord Protector | (pluralLords Protectors) is a title that has been used in British constitutional law for the head of state.

stability |n.[U] a situation in which something is not likely to move or change:

By Collins English dictionary , Cambridge Dictionary, Wikipedia, Oxford Dictionaries

今日の問題

Who was given the title of Lord Protector in the 17th century?

1. King Charles II
2. Samuel Pepys
3. Oliver Cromwell
4. Isaac Newton

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英国古本屋ライター:K・T・エリーズ

次回

 ではみなさん、よければ、「『Life in the UK』テスト一発合格勉強法!第29回」でお会いしましょう!(以下に埋め込みリンクがない場合は執筆途中です。記事は月-金の毎日、日本時間の19:00PM/英国時間の11:00AM頃更新されます。)

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 略歴:渡英後すぐ、イギリスの某大手IT企業に就職。IT/マーケティング資料/サポート記事の翻訳や校正を現役で担当中。ローカライズ歴5年目。プライベートでは、現地で結婚。夫婦の共通言語は英語。

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