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『Life in the UK』テスト一発合格勉強法!大量連載中!

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『Life in the UK』テスト一発合格勉強法!第48回「イギリスの歴史: イギリスの国旗」

2020/04/11
 
ロンドン市内
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 略歴:渡英後すぐ、イギリスの某大手IT企業に就職。IT/マーケティング資料/サポート記事の翻訳や校正を現役で担当中。ローカライズ歴5年目。プライベートでは、現地で結婚。夫婦の共通言語は英語。

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イギリスの国旗

チョッチ前回の話

 前回は、ナポレオンを倒した将軍たちのお話でした。かっこいいネルソン将軍、そして鉄の侯爵と呼ばれたウェリントン侯爵が登場しましたね。

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国旗の話

Union Jack / Union Flag

 そして今回は、国旗の話です。

 私たちはあまり国旗について考えたりしないかもしれません。日の丸は日の丸ですし、特に日本は連合王国でもなんでもありませんから、複数の国のシンボルが組み合わさっているということもありません。

 イギリスは、着々と連合王国になっていきますので、実はあのイギリスの国旗には、複雑な意味があったのですよね。

まず、「Union Jack」/「Union Flag」と呼ばれるイギリスの国旗を見てみましょう。↓

 少し雰囲気があるものを無料で落としてみましたが、皆さん見慣れていると思います。これがイギリスの国旗です。

 日本では可愛い雑貨屋のアイテムなどに使われているかもしれません。結構スタイリッシュなイメージがありますよね。

 この国旗のスタイリッシュな模様は、様々なシンボルが重なってできています。デザイン性に優れているだけではなく、意味もその中に詰まっている訳です。

イギリス国旗デザインの由来

 ユニオンジャックは連合王国の国旗のデザインですから、実は、それぞれの国の国旗のデザインが一つにまとまっている訳です。

 アイルランドはヘンリー8世以来イングランドとウェールズと同じ君主を立てていましたが、分離した国として存在していました。

 しかし、1800年の連合法(the Act of Union of 1800)以降、1801年に、アイルランドは、イングランド、スコットランド、ウェールズと合併します。

これが、連合王国、United Kingdom of Great Britain and Irelandという国を作り上げます。

 今と比べると、「北アイルランド」ではなく、ただの「アイルランド」ですよね。今後、色々な問題が起こりますが、それはとりあえずまた別の機会に置いておきましょう。

 「イングランド、スコットランド、ウェールズ」と「アイルランド」間のこの合併のシンボルは公式な国旗としては新しいバージョンの合同国旗です。

 この国旗はよくUnion Jackと呼ばれますね。

 この国旗は、イングランドの十字(Cross)とスコットランドの十字、そしてアイルランドの十字のシンボルを統合させたものです。

この国旗は今でも使用されています。

十字と聖人

 実はそれぞれの十字にも、十字ですから、宗教的な意味も含まれているのですよね。これにははるか昔にやったような記憶がある、「聖人」がまた出てきます。

実は、それぞれの国の旗の十字は、それぞれの国の聖人の象徴なのです。

 忘れた人は、以下の記事の項目にある「守護聖人って何?」を参照ください。↓

 それぞれの旗のデザイン

1.イングランドの旗のデザイン

 さて、聖ジョージ(St George)はイングランドの守護聖人(Patron Saint)で、それは赤の十字に白のバックグランドのデザインの旗です。↓

2.スコットランドの旗のデザイン

 聖アンドリュー(St Andrew)は、スコットランドの守護聖人です。その旗のデザインは、青い背景に斜めの白の十字です。↓

3. アイルランドの旗のデザイン

 聖パトリック(St Patrick)の十字は、白い背景に斜めの赤い十字です。聖パトリックは、アイルランドの守護聖人、あのキリスト教を布教した人ですよね。その旗はこんな感じです↓

この3つを組み合わせたのが、合同国旗(Union Jack/ Union Flag)です。↓よくできていますよね!

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ウェールズの旗

実は、ウェールズは、別に公式の旗を持っています。ウェルシュドラゴンをモチーフにしたデザインの旗です。↓

このウェールズの旗は、上記のUnion Flag/ Union Jackに反映されていません。

 その理由は、最初のUnion Flagが作られた1606年には、すでにウェールズ公国はイングランドに合併されていたからです。

 そして、その旗は、当時すでにスコットランドとイングランドの旗からデザインされてしまったからでした。

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ボキャブラリ

“2020 Edition Life in the UK Test Handbook” p40-p40

さあ読んで行きましょう!試験は全部英語です!!!いつもの英語での英単語の覚え方はこちら「2. 英語で覚える英語のボキャブラリー」をどうぞ!

必須単語は黄色いマーカーの所なので、絶対に覚えてください。

unify | v. make or become united, uniform, or whole:

union | n. the action or fact of joining or being joined, especially in a political context:

be associated with |v. (of a person or thing) connected with something else:

diagonal | adj. (of a straight line) joining two opposite corners of a square, rectangle, or other straight-sided shape.

Principality of the Wales | ウェールズ公国

By Collins English dictionary , Cambridge Dictionary, Wikipedia, Oxford Dictionaries, Merriam-Webster Dictionary 
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今日の問題

The Union Flag comprises four crosses, one of each part of the UK.

True / False

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英国古本屋ライター:K・T・エリーズ

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次回

 ではみなさん、よければ、「『Life in the UK』テスト一発合格勉強法!第49回」でお会いしましょう!(以下に埋め込みリンクがない場合は執筆途中です。記事は月-金の毎日、日本時間の19:00PM/英国時間の11:00AM頃更新されます。)

「『Life in the UK』テスト一発合格勉強法!」シリーズの、過去の全記事が、「目次 SiteMap」の「Life in the UK」にありますので、良ければリンクをクリックして、見たい所からご覧ください!

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 略歴:渡英後すぐ、イギリスの某大手IT企業に就職。IT/マーケティング資料/サポート記事の翻訳や校正を現役で担当中。ローカライズ歴5年目。プライベートでは、現地で結婚。夫婦の共通言語は英語。

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