『Life in the UK』テスト一発合格勉強法!第43回「イギリスの歴史:産業革命2」
略歴:渡英後すぐ、イギリスの某大手IT企業に就職。IT/マーケティング資料/サポート記事の翻訳や校正を現役で担当中。ローカライズ歴5年目。プライベートでは、現地で結婚。夫婦の共通言語は英語。
サッと読みたいならこの目次からジャンプ!
産業革命2
とりあえず前回のお話
前回は、産業革命とは何か、どうやって産業革命が起こったのか、何が産業革命を早めたかについてさっと触れました。
中でも、ベッセマー法は造船業や鉄道の発展に一躍買いましたね。
リチャード・オークライト(Richard Arkwright)
さて、ベッセマーもそうですが、産業革命には何人もの優れた発明家が登場します。このリチャード・オークライトもその一人です。
1732年に生まれ、リチャード・オークライトは、そもそもは床屋としての修行をつみ、働いていました。
床屋として、彼は髪を染めたり、カツラを作ったりする事ができました。カツラに人気がなくなり、商売が危うくなると、彼はまた別の職業を始めます。
彼が目をつけたのは織物でした。
彼はそ綿機(carding machine)を発明します。
そ綿 (Carding)とは、線維をスピンさせ、より糸と織物を分けるプロセスです。
彼は、馬が走行して動くスピンマシン1台の稼働工場を発展させます。これがのちの生産性の効率をあげます。そして後に、彼は蒸気機関(Steam Power)を使って機械を稼働させるようになります。
リチャード・オークライトは、工場を効率的で有益に稼働させた第一人者として特に記憶に残る人物です。
カツラからここまでたどり着くのは素晴らしいですよね。きっと彼の床屋も稼働率が凄まじかったでしょう。
交通網
さて、大量生産ができても、それを運んで商品にして売れなければ何にもなりませんね。
という事で、原材料や製造品を移送するより良い交通網が必要になってきます。
そこで、特に、イングランドの北や中心の新しい興業エリアに、人工水路(Canal)が、工場と市街や港を繋ぐために建設されます。
労働状況
さて、今では私たちは、まだ女性の労働条件は完璧に揃っていないにせよ、とりあえずは労働法などに守られて仕事ができます。
しかしこの時代には何もかもが違いました。
産業革命中の人々の労働状況はとても劣悪なものでした。
労働法などの、労働者を守る法律が存在しませんでした。
つまりこれが意味するのは、雇用主が労働者に対して好き勝手できる訳です。
これだけ働かないと、給料をやらないぞ!という事になってきますよね。
この頃の労働者たちというのは、よく危険な環境で長時間働かされることを強制させられていました。
しかも、この頃は子供達まで働かされていました。その上、大人と同じ劣悪な労働状況化で、もしくは時にはそれ以上の状況下で働く事を強制されていたのです。
何がやりたいかを全員が一度は考える事ができる現在では、考えられませんよね。
今日はここまでにしましょう!
ボキャブラリ
“2020 Edition Life in the UK Test Handbook” p36-p37
さあ読んで行きましょう!試験は全部英語です!!!いつもの英語での英単語の覚え方はこちら「2. 英語で覚える英語のボキャブラリー」をどうぞ!
必須単語は黄色いマーカーの所なので、絶対に覚えてください。
dye | v. add a color to or change the color of (something) by soaking it in a solution impregnated with a dye:
By Collins English dictionary , Cambridge Dictionary, Wikipedia, Oxford Dictionaries, Merriam-Webster Dictionary
wig | n. a covering for the head made of real or artificial hair, typically worn by people for adornment
textile | n. a type of cloth or woven fabric
carding machine | n. a machine for combing and paralleling fibres of cotton, flax, wool, etc., prior to spinning to remove short, undesirable fibres and produce a sliver.
fibre | a thread or filament from which a vegetable tissue, mineral substance, or textile is formed:
yarn | n. spun thread used for knitting, weaving, or sewing より糸
mill | n. a building equipped with machinery for grinding grain into flour.
canal | n. an artificial waterway constructed to allow the passage of boats or ships inland or to convey water for irrigation.
harshly | adv. in a manner that is unpleasantly rough or jarring to the senses:
今日の問題
Which is correct?
1. Richard Arkwright developed new farming methods in the UK.
2. Richard Arkwright developed efficient and profitable factories.
もしこの記事が何かに役立ちましたら、
下で「いいね!」や「フォロー」をよろしくお願いします!
役立つ情報を毎日更新して行きます!🙂
英国古本屋ライター:K・T・エリーズ
次回
ではみなさん、よければ、「『Life in the UK』テスト一発合格勉強法!第44回」でお会いしましょう!(以下に埋め込みリンクがない場合は執筆途中です。記事は月-金の毎日、日本時間の19:00PM/英国時間の11:00AM頃更新されます。)
「『Life in the UK』テスト一発合格勉強法!」シリーズの、過去の全記事が、「目次 SiteMap」の「Life in the UK」にありますので、良ければリンクをクリックして、見たい所からご覧ください!
略歴:渡英後すぐ、イギリスの某大手IT企業に就職。IT/マーケティング資料/サポート記事の翻訳や校正を現役で担当中。ローカライズ歴5年目。プライベートでは、現地で結婚。夫婦の共通言語は英語。