『Life in the UK』テスト一発合格勉強法!第113回「イギリスの現代社会: イギリスのアート」
略歴:渡英後すぐ、イギリスの某大手IT企業に就職。IT/マーケティング資料/サポート記事の翻訳や校正を現役で担当中。ローカライズ歴5年目。プライベートでは、現地で結婚。夫婦の共通言語は英語。
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イギリスのアート
日常とアート
私の印象ですが、イギリスでは、日常的にアート作品が売れます。古い家を飾って自分らしくするために、普通の所得の家でも、例えば3万から10万くらいの絵やオブジェなどをクリスマスに特別に購入する、なんて人も少なくありません。
それに伴い、ロンドンからはとおーく離れた、全く知られていないような小さな田舎町でも、可愛い現代アートギャラリーが結構あったりします。
地元で気に入ったセミプロの現代アート作品をちょっと安値で買って、将来そのセミプロが売れた時用に現代アートに投資をしておく、なんて楽しみ方もあります。私も、ちょくちょく気に入ったものを買ったりします。
ですので、数十年後にチャリティショップ送りになった埃だらけの絵が、なんと本物で、数千万円になったとかいうちょっと洒落た事も時々起こり得る訳なのですね。
宗教とアート
さて、中世では、ほとんどのアート作品が、宗教をテーマにしていました。西洋美術史で昔に遡ると、この頃のほぼ全ての油絵やフレスコ画(教会の壁絵など)は、聖書の1シーンなどを表現したものです。
特に、教会の壁絵や宗教関連の本のイラストなどは、宗教そのものが表現された作品でした。しかし、このほとんどの作品が、プロテスタントの宗教改革後に失われます。煌びやかな偶像崇拝がプロテスタントの信条にはマッチしなかったんでしょう。そして、富のある裕福な家系が、その残された絵画や彫刻を収集し始めるのでした。
宗教改革についてお忘れの方は以下をどうぞ
海外出身の画家
さて、16世紀や17世紀のイギリスで活躍していた画家の多くは、海外出身者でした。例えば、以下の2人が有名です。
特に詳しく覚える必要はありませんが、この2人も問題の中でちらっと見た気がするので、海外からの画家、とでもうっすら覚えておきましょう。
海外出身アーティストではなく、特に肖像画や風景画を描いたイギリスのアーティストは、18世紀以降からよく知られるようになります。
アートとギャラリー
イギリスや国際的なアーティストたちの作品が、イギリス中のギャラリーで展示されています。よく知られたギャラリーを、以下にリストアップしてみましょう。
- ナショナル・ギャラリー(National Gallery)(ロンドン)
- テート・ブリテン(Tate Britain)(ロンドン)
- テート・モダン(Tate Modern)(ロンドン)
- カーディフ国立博物館(National Museum)(カーディフ)
- スコットランド・ナショナル・ギャラリー(National Gallery of Scotland)(エディンバラ)
アートの賞
ターナー賞(Turner Prize)は、1984年に創設され、コンテンポラリーアート(現代アート/美術)作品におくられるものです。
イギリスのロマン派の画家、ジョセフ・ターナー(Joseph Turner)にちなんで名付けられました。
毎年4作品が最終候補者リストに載せられ、優勝者が発表される前に、テート・ブリテンで展示されます。
ターナー賞は、ヨーロッパにおいて最も高名な一流のビジュアルアート(視覚芸術)の賞の一つです。
前回の優勝者には、ダミアン・ハースト(Damien Hirst)や、現代のフレスコ画家と呼ばれたように、金箔を使って巨大な幾何学模様をデザインした作品を生み出したリチャード・ライト(Richard Wright)がいます。
明日は、イギリスの有名アーティストをリストアップしますのでお楽しみに!
ボキャブラリ
“2020 Edition Life in the UK Test Handbook” p82-p83
portrait | n. a painting, drawing, photograph, or engraving of a person, especially one depicting only the face or head and shoulders:
By Collins English dictionary , Cambridge Dictionary, Wikipedia, Oxford Dictionaries, Merriam-Webster Dictionary
landscape | n. all the visible features of an area of countryside or land, often considered in terms of their aesthetic appeal:
onwards | adv. in a direction or toward a position that is ahead in space or time; forward.
contemporary | adj. living or occurring at the same time:
shortlist | v. put (someone or something) on a shortlist:
prestigious | adj. inspiring respect and admiration; having high status:
今日の問題
What awards event celebrates British theatre?
1. the Laurence Olivier awards
2. the Turner prize
3. the Brit awards
4. the Man Booker
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英国古本屋ライター:K・T・エリーズ
次回
ではみなさん、よければ、「『Life in the UK』テスト一発合格勉強法!第114回」でお会いしましょう!(以下に埋め込みリンクがない場合は執筆途中です。記事は月-金の毎日、日本時間の19:00PM/英国時間の11:00AM頃更新されます。)
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