About 英国古本屋のライター
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英国古本屋のライター自己紹介:
ライターの名前:K・T・エリーズ
連絡先Eメール:query_raindrop@eikokuhuruhonya.com
略歴: 日本にいる時に、小さな工場で働きながら、28歳からiPod片手に独学で英会話と聞き取りを勉強し始める。
もともと英語の文法・読解は少なからず好きな方だったが、留学歴はなし。
渡英後すぐ、足をガクガク震わせながら行ったイギリスの某大手IT企業の面接に、なぜか合格。そしてその会社に就職。
現在、IT/マーケティング資料/サポートサイトの翻訳/校正を現役で担当中。ローカライズ歴5年目。
プライベートでは、現地で結婚。夫婦の共通言語は英語。ファンタジーの古本が大好きな事が夫婦の共通の趣味。
イギリスにてフルタイムで働きながら、合間に英書を読んでいく内に、文学翻訳に興味を持ち始める。
好きな英書は”Flowers for Algernon” By Daniel Keyes。
イギリスには、チャリティ運営や、個人経営の、雰囲気の良い古本屋カフェがたくさんあります。 週末はよく2人で立ち寄ります。
私の好きなイギリスと、あんまり好きじゃないイギリス。
私の好きなイギリス
とにかくどこにでも美しい公園が多数あります。
カフェに行くまで、点在する小さな湖のほとりの公園を散歩すると、ほぼ年中を通している、野ウサギやリスが私たちの足音を察して数メートル向こうで隠れはじめます。
夏の夜にはハリネズミや、たまに早朝美しいオレンジ色のキツネなどが出没します。
湖には必ず白鳥や様々な名前の知らない水鳥がおり、目を癒してくれます。
水鳥の観察はイギリス人に人気のある趣味の一つです。
その後はカフェでゆったり読書をし、コーヒーをいただきます。
イギリス人はよく、”shower”と言いますが、小雨のシャワーみたいな雨がよく降ります。その後は虹に遭遇する確率がかなり高いです。
私のあんまり好きじゃないイギリス
ごはんがおいしくないです。そのぶん、夫婦で料理がとても上手になります。
公共の交通機関が信じられないくらい遅滞します。
とある日の午後など、会社から帰ろうといつもの電車を待っていたら、一時間たってもその電車は来ず、結局その日その電車は来ませんでしたので、タクシーを使いました。
遅刻しても「交通機関の遅れ」であると会社に報告すればあまり怒られませんが、日本人ですので、遅れたことがなく(笑)、あまりその恩恵にあやかれていません。
冬の一日が本当に短く、4時くらいになると真っ暗になります。
そして一日中空が大抵曇っていますのでグレーです。でも、そのぶん天気になると、すごく嬉しくなります。
英国古本屋を始めたきっかけ:
現代は、オウンドメディアの時代と称され、誰でも個人で情報を発信できます。その一方で、信頼できる情報とニセの情報との区別が、本当に難しくなってきています。
私がしている現在の翻訳の仕事は、文字を書く以前に、その事柄についての「調査」を必要とします。
しかし、もちろん会社は大学ではないので、専門用語の大辞典をひも解いて、どの言葉が正しいのかを延々と考えている余裕はありません。
仕事の速さもまたスキルの内で、どの仕事にも締切があります。
例えば、今回まったく新しく開発されたソフト(ハード)ウェアの最新機能における特殊な動作についての専門用語を翻訳する場合を想定したとしましょう。
IT翻訳の仕事では、その特殊な言葉が、自社の翻訳メモリー上に存在しなければ、まずネット上で公開されている大手他社の無料翻訳メモリーを参照し始めるのが現実です。
もし、そこにもその動作を示す言葉がなければ、専門家の意見の裏付けを取る暇もなければ自分も厳密に言えばその分野の専門家ではないので、ネット上に溢れている言葉で、締め切りまでに、適当に検討をつける事になります。
次々に新しく出てくる技術専門用語にかなう物は、それと同じくらいの速さで更新されるオウンドメディアからのランダムなネット用語だからです。
そして、そのランダムな言葉の一つが、大手のマーケティングを通じて世に出回った暁には、逆にその翻訳が正しい事になって行きます。
そんな事例を何件も見てきました。
なぜIT用語にカタカナが多いのか。その理由はすぐお分かりいただけると思います。
つまり大手の雇われ翻訳者ですら、その技術を知らないからです。事実、カタカナでは意味が分かりませんから、その商品を使ってみて初めて分かるようになる。そしてその言葉が定着し、延いては、IT技術の一般との隔たり、格差を生じさせます。
もちろん、適当でない、しっかりしたオウンドメディアで専門用語を個人的に発信していらっしゃる方々もいますが、専門用語となると、その知識が無ければいくら調べてもどれが正しいのか判断する事ができません。
その諸々が、このサイトを立ち上げようと思いましたきっかけです。自分の分かる範囲で、着実に信頼のおける情報を、楽しみながら発信して行けば、将来の自分への知的財産にもなるかもしれないという思いでいます。
このサイトは、いい加減な情報ではなく、自らで実践して実際にパスした書類やテストや事例を、事実に基づいた攻略法で正確に分かりやすくお伝えしていく事を理念としています。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
英国古本屋のライター:K・T・エリーズ