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分かり易い!イギリスで通用する英語の履歴書(CV) の書き方!合格企業に提出した実際のCVで徹底解説!

2020/03/05
 
この記事を書いている人 - WRITER -

 略歴:渡英後すぐ、イギリスの某大手IT企業に就職。IT/マーケティング資料/サポート記事の翻訳や校正を現役で担当中。ローカライズ歴5年目。プライベートでは、現地で結婚。夫婦の共通言語は英語。

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CVの書き方:初めに

 こんにちは。皆さん。

 今日は、英語でイギリス(もしくはイギリスにブランチのある)の企業に書類選考用のCVを送付する際の「英語のCVの書き方」について解説して行きたいと思います!

 日本とイギリスの履歴書の書き方は全く違いますので、ここら辺をきっちりと押さえた上で書き方に進みましょう。

レイアウト

 まずレイアウトから行って見ましょう。

 もちろん、CVの全てはパソコンで作成されます。

 日本でまだ行われているのか分かりませんが、コンビニなどに履歴書のテンプレートが売ってあって、それに手書きで経歴を羅列して行く、という事は、一切しません。

 日本では、公的書類においては、未だに手書きが主流である感じがしますが、イギリスでは手書きの書類で思いつくのは、小切手を切る時くらいではないでしょうか。

 とりあえず、パソコンを開いて、Windows のWordで作成して行きましょう。もし、万が一パソコンがなければ、図書館かインターネットカフェに向かいましょう。

文字の大きさ

 基本的に、文字の大きさは11くらいがベストです。10.5だと、アルファベットが小さすぎて読みにくいかもしれません。

CVの長さ

CVの長さはA4用紙2枚までが妥当だと言われています。

フォント

 英語のフォントは”Sans-Serif”の種類の、ハネや装飾の全くない、プレーンなものを使いましょう。

毎日メールや社内SNSで英語を読んでいる私から言わせていただければ、書くのも読むのも “Sans-serif”の種類の内のArial」をお勧めします。

実際のCVのレイアウトイメージ

CVのレイアウトの例

HANAKO YAMADAさんのCVの一例

 上記に貼り付けたCVのスクリーンショットは、私が実際に今働いている会社の書類選考に提出しましたCVです。

 もちろん、個人情報になりますので、際どいところは「HANAKO YAMADAさん」として編集してあります。

 また、編集した所は赤字や●〇〇で置き換えられてありますが、基本はこういう感じでレイアウトを取ります。

 このCVは、A4用紙2枚、フォントは[Arial]、文字の大きさは[11]です。

 正直なところ、文字の大きさは[11]でも小さい気がしますが、これ以上大きくすると、今度はA4用紙2枚以内に収まらなくなる可能性が出てきます。

ポイント

 基本的に、レイアウトは自由でいいのですが、個性を出すと雇用均等法に触れる可能性があるので、ある程度ルールに従いプレーンなレイアウトで挑みましょう

 雇用均等法について興味のある方は、「分かりやすい!イギリスの企業向けに英語で”CV”(履歴書)を書く時に、やってはいけない6つの項目!」を以下の埋め込みリンクをクリックしてご覧ください。

CVに書くべき5つの項目

 さあ、ここからが本題です。CVに書くべき5つの項目を以下にリストアップしました。

 まず、最初からCVの規定用紙に書き始めるのではなく、以下の項目ごとに「A.必須事項」「B.書きたい事」の要点をざっとリストアップして行きましょう。その場合、それは下書きの前の図案的なドラフトですから、日本語でも英語でも構いません。

  1. PERSONAL DETAILS (個人情報)

  2. PERSONAL STATEMENT(志望動機)

  3. EDUCATION (学歴)

  4. WORK EXPERIENCE/CAREER SUMMARY(職歴)

  5. OTHER DETAILS(備考)

 ※「4. Work Experience/Career Summary」については、
 どちらの単語を使っても、同じ意味ですので好きな方を選んでもらって構いません。

5つの項目の其々の書き方

1.PERSONAL DETAILS (個人情報)

↑Personal Details欄のスクリーンショット

 上のスクリーンショットのように、最初の行の真ん中に、自分の名前(ここでは「Hanako Yamada」)を黒の太字(ボールド)で書きます。

 スクリーンショットの例では名前が赤になっていますが、これは名前ですよということがわかりやすいように私が赤で書いただけです。

 ちなみに、次のPersonal Detailsが青い蛍光ペンで塗られていますが、これも私が分かりやすいように塗っただけで、必要ありません。

 CVを書くときは、色彩は全て外して、字は黒の細字か太字(ボールド)のみ、又は強調が必要なら黒のクオーテーションマークを使ってください。このことは、項目1-5の以下全てに当てはまります。

Personal Detailsには、「0.名前」と「1.住所」「2.携帯番号」、そして「3.Eメール」を載せます。

 この個人情報に写真を載せてはいけませんよ!写真について詳しくは以下の「分かりやすい!イギリスの企業向けに英語で”CV”(履歴書)を書く時に、やってはいけない6つの項目!」をクリック!

2.PERSONAL STATEMENT(志望動機)

↑Personal Statement 欄のスクリーンショット

この頃の私の英文は恥ずかしいものがありますが、とりあえず、こんな風に全てを大げさにアピールします。

 めっちゃやる気ありすぎて、悪いところなんて一つもないので(あっても直していくので)、ぜひ買ってね!という事です。自分自身をこれから売り込みに出す商品だと思うと書きやすいかもしれません。

 このPersonal Statementの部分は、自分の事を自由に好きなようにアピールできる唯一の長い文章パートになるので、しっかりと挑みましょう。

求人広告のジョブディスクリプションの例と、それに沿ったPersonal Statementの書き方

 例えば、ここによくあるジョブディスクリプションを載せてみます。以下に載せたものは、私が今ランダムにIndeedから取ってきた、翻訳/通訳者の求人広告の一部です。

 求人広告には、必ず、この仕事をするためには、どんなスキルや人物像を会社側が求めているかがまとめて書かれてあります。

The Skills You’ll Need to Succeed:

・Experience of interpreting/translation for business
・Excellent spoken and written English and Japanese skills
・Experience of working with confidential material
・Good PC skills, particularly PowerPoint
・A professional attitude with keen attention to detail is required
・Be proactive and demonstrate high levels of self-motivation to deliver to deadline
・Ability to communicate and coordinate activities across teams
・Flexible – prepared to travel if required

https://www.indeed.co.uk

黄色くハイライトした部分は、持っているスキルというよりも、企業側が、職場で仕事にどのようにアプローチする人物像を必要としているのかが書かれてありますよね。

 上記の黄色いハイライトを以下に訳してみますね。

・プロフェッショナルとして細部まで丁寧にこだわり熱心である
・生産的な人物で、締め切りまで仕事を仕上げるのに高いモチベーションを発揮して仕事を仕上げる事ができる
・チームとコミュニケーションを取り、協力しながら仕事をする能力がある
・柔軟性 – 一つのオフィスだけではなく、必要な場合は一次的に別のオフィスまで行くことができる、など

志望動機を書く時のポイント

 志望動機に関しては、素直に真正面から「好きだから」という志望動機を書くのではなく、会社側がすでにまとめてある上述のようなポイントに沿うように書き起こして行きます

 特に、会社側が求めるスキルについては、過去の職歴や学歴において培ってきたものがほぼ全てだと思うので、この志望動機以降に登場する「学歴」「職歴」の項目にブレットポイントとしてまとめることができます

 しかし、企業が求める人物像というのは、職歴の欄にまとめると量が膨大になってしまうため、会社側が求める人物像に己がぴったりだという事をアピールする際には、この志望動機を使いましょう

例えば、この場合では、以下のような志望動機の例が考えられます。

 私は大学の専攻は文学でしたが、翻訳に興味を抱きサークルではずっと翻訳活動をしていました。その後出版社●〇〇に就職してからも、翻訳活動を続け、●〇〇というアマチュア雑誌などで英文学短編を日本語に翻訳し、出版した事もあります。
 英文学における表現の翻訳に関しましては、日本の文化と全く異なった言い回しなどがあり、とても難解です。しかし、毎日与えられた時間内でコツコツと調べ物をし、細部まで慎重に真偽を確かめ、誤字脱字がないか丁寧にさらい、校正し、締め切りまでに、出版できるレベルの文体に仕上げる、というこの一連の作業がとても好きで、今まで時間の許す限り続けて来ました

 上記の例では、黄色い蛍光ペンでハイライトした部分において、少なくとも以下の2つのポイントをカバーできていますよね。

・プロフェッショナルとして細部まで丁寧にこだわり熱心である
生産的な人物で、締め切りまで仕事を仕上げるのに高いモチベーションを発揮して仕事を仕上げる事ができる

 ●〇〇を出版し、など、必ず具体例を入れる事も大事ですね。

志望動機の書き方のまとめ

 この志望動機は、むやみやたらと書くのではなく、まず、企業がどんな人材を欲しているのか、というのを整理しましょう。(求人広告にはもう既に整理されてありますよね。)
 そして、相手が必要としている人物像に当てはまるように、あなたの経歴に沿って、あなたの強みをまとめて行きましょう。

 常に一歩引いて、自分を客観的に見るよう努力し、その企業がこの人材欲しい!と思わせるような自分の強みを、ここぞとばかりアピールしてみてください!

3.EDUCATION (学歴)

年数の書き方

学歴を書くのに、まず最初に日本とは全く違うところがあります。

 いつからいつまでどこの学校に所属していたかというのを、日本の履歴書では「昇順」で書くと思いますが、イギリスのCVでは「降順」を使います。つまり一番新しいものが、一番上にきます。

 分かり易く言いましょう。日本では、小学校から書いて、大学が一番下にきますよね?イギリスのCVでは、大学を一番上に書いて、小学校は一番下になります。

何を書くのか

 イギリスでCVを提出する場合、イギリスにある企業側は、ブランクをあまり気に留めない傾向にあります。

 日本のように、まずはマイナスを埋めて、平均に達しないものを弾いてから、その中でプラスを見て判断するような思考回路ではありません。

 と言う事で、学歴に関してもそうですが、受けようとしている企業側が求めているスキルに沿った学歴だけを載せて構いません

 上記のスクリーンショットを見てもらえば分かりますが、Hanako YamadaさんのCVでは、大学卒業から、言語スクールに通っていた学歴だけしか載せていませんよね?

 これは、翻訳やローカライズの企業を受けるにあたり、その学歴を載せた方が有利だからです。

 例えば、もし、全く言語に関係のない仕事を受けるのであれば、ドイツでの語学学校の学歴は学歴からは省き、備考のところに資格を書くだけになるかもしれません。

 -B1辺りの言語能力では到底ビジネスレベルで使えませんし、自分のアピールポイントとしてメインの場所に載せる意味がないからです。

それぞれの学歴の達成項目を書く

 ここでも、自分が、何のコースをとって、何を達成したのか、資格があればどんな資格を取ったのかを、箇条書きにして2つくらいまでそれぞれの学校機関名の後にまとめて行きます。
 これも、企業が指定したスキルを含んでいる必要があります。

 ここで先ほどの求人広告のジョブディスクリプションの例をもう一度載せて見ましょう。

The Skills You’ll Need to Succeed:

Experience of interpreting/translation for business
Excellent spoken and written English and Japanese skills
・Experience of working with confidential material
Good PC skills, particularly PowerPoint
・A professional attitude with keen attention to detail is required
・Be proactive and demonstrate high levels of self-motivation to deliver to deadline
・Ability to communicate and coordinate activities across teams
・Flexible – prepared to travel if required

https://www.indeed.co.uk

 今度はこの求人広告の必要なスキルの黄色いハイライト上部3つですね。
 この3つを、自分が経験してきた学歴からひねり出して埋めてみようと思えば、できないことはありません。

 資格を持って入ればなお良いですが、例えば語学学校でAdvanced Courseを完了したと言うと、大抵の語学学校のAdvanced Courseは、ケンブリッジのC1を目指すコースを授業でやっているので、ここから会社側が、ああやる気があれば使えるかもしれないと思ってくれる段階です。

 語学学校Advanced Course 完了の学歴は、完璧ではないにせよ、必須項目の黄色いハイライトである1番目と2番目を、かろうじて押さえていますよね?これに、できればできるだけ高いスコアの英語の資格を載せましょう。

 ここら辺から、面接などに呼ばれると、そこにいるライバルがイギリスで大学を卒業した人になってきます。いやしかし、気にしすぎないように!自分ができることだけコツコツやればいいのです!

 3番目のパワーポイントのスキルにつきましては、大学卒業時の論文などで、マイクロソフトのオフィス系を使う機会が多いと思いますので、もしパワーポイントを使っていたら、パワーポイントで論文用プレゼン資料を作成など、とさりげなく書いておきましょう。

4.WORK EXPERIENCE/CAREER SUMMARY(職歴)

 基本的に、以下の書き方に沿って、書いていきます。

 この職歴欄が、ほぼA4用紙1枚分になるので、最も長い項目になります。

 逆に、大学を卒業したてで職歴がないと言う場合は、その学歴の項目を、以下の職歴の項目と同じくらい長く書く必要があります。

職歴の書き方スクリーンショット1↑

 上のスクリーンショットのように、年数の書き方は学歴と同じで、イギリスでは降順を使います。現在働いている職場が一番はじめに来ますね。

 ですから「●〇〇 – Present」のように書き、その横に、会社名と役職名を載せます。

 その下に、できれば1つの職歴ごとに5つくらいのアピールポイントを書いて行きましょう。

 それを職歴ごとに続けていくと、以下のようになります。

ここまで読んでいただいた人にはお分かりだと思いますが、過去の職場で何を達成したのか、をまとめていく事も大事なのですが、同時に企業がどんな人物像やスキルを求めているかを整理した上で、それに沿うように、この職歴の項目を埋めていってください

5.OTHER DETAILS(備考)

 備考には、「ITスキル」「資格」「言語」「趣味」「Visa」などを載せて行きます。

 基本的に「資格」と「趣味」と「持っているVisa」を書く、と考えて間違いありません。

 それ以外に、例えば言語やITスキルを強調したい場合は、その項目を作って上のスクリーンショットのように載せてみてください。

 また、Visaの項目は必ず作っておく必要があります。最近は、就労許可を取るのがかなり厳しくなっており、ある特定のビザを持っている人でしかそもそも就労権がありません。

 こういう場合には、いくらCVがうまくかけていても、選考対象にはなりませんので注意してください。

自分が何のビザを持っていて、そのビザでは就労権(work permit)が付いているのかをまず確認しましょう。

CVに書く事の総まとめ

レイアウト

  •    A4用紙2枚
  •    フォントは[Arial]
  •    文字の大きさは[11]

CVの内容

  1. PERSONAL DETAILS (個人情報)
    ・名前
    ・住所
    ・Eメール
    ・携帯番号
  2. PERSONAL STATEMENT(志望動機)
    ・ジョブディスクリプションにある会社が求める人物像に従って自分の強みを書き出していく。
    ・ポジティブに大げさにアピール!
  3. EDUCATION (学歴)
    ・学歴は降順で書く。一番新しい経歴が最初に来る。
    ・学歴ごとに、どのコースで何を達成し資格を得たかなど要点をまとめる。(其々ブレットポイント1、2個くらい。)
    ・ジョブディスクリプションにある会社が求めるスキルに従って自分の強みを書き出していく。
  4. WORK EXPERIENCE/CAREER SUMMARY(職歴)
    ・職歴は降順で書く。一番新しい経歴が最初に来る。
    ・職歴ごとに、職務内容は何で、そこで何を達成し、そこで得た強み(資格など)や、どのプロジェクトに関わったかなどを、まとめ、それぞれを、ジョブディスクリプション上で会社の要求する人物像にマッチするよう、アピールポイント書き込む。
  5. OTHER DETAILS(備考)
    ・持っている資格(ITスキル/言語スキル)
    ・持っているVisa
    ・趣味

 上に、もう一度全体図を載せておきました。以下に、もう少し読んでおいてほしいCV記事をリンクしておきましたので、興味のある方は是非どうぞ!

では、皆さん、グッドラック!

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役立つ情報を毎日更新して行きます!🙂

英国古本屋ライター:K·T·エリーズ

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 略歴:渡英後すぐ、イギリスの某大手IT企業に就職。IT/マーケティング資料/サポート記事の翻訳や校正を現役で担当中。ローカライズ歴5年目。プライベートでは、現地で結婚。夫婦の共通言語は英語。

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