『Life in the UK』テスト一発合格勉強法!第一回「試験の概要」
略歴:渡英後すぐ、イギリスの某大手IT企業に就職。IT/マーケティング資料/サポート記事の翻訳や校正を現役で担当中。ローカライズ歴5年目。プライベートでは、現地で結婚。夫婦の共通言語は英語。
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イギリス『Life in the UK』テスト一発合格勉強法
Life in the UKとは何か
”Life in the UK”と言う名前の試験は、イギリスで”Indefinite Leave to Remain”(Settlement) Visa(英国定住権/永住権)を申請する際、もしくは、British Citizenship(英国市民権)を獲得する際に必須で合格しなければならない試験です。
永住権と市民権の違いは、「日本国籍を持ったまま日本人としてイギリスに定住する資格を持つ」のか、「イギリス国籍を取得して、イギリス市民として住む」のか、の違いです。
時に、イギリス国籍を取得すると、日本国籍を放棄しなければならないと思いますが、確実ではないので、後々わかればここにリンクをつけます。
“Life in the UK”の試験内容
とにかくこの試験は、一言で言うと、「今後の人生、イギリスに住みたいなら、もちろんイギリスのことをよく解っていないとダメですよね?」と言うイギリス政府からのお題な訳です。
内容はざっくりと以下の通りです。
1.イギリスの価値原則
2.イギリスの歴史(古代から現代まで)
3.イギリスの現代社会
4. イギリス政府と法律、そしてイギリスでのあなたの役割
学生時代の社会の学年末試験のようですね(笑)。
この試験は、Life in the UKの教科書を読んだ時の衝撃に比べれば、全く簡単な質問ばかりが出されるので安心してください。
私を含め、合格した皆さんが異口同音に言うのは、「運転免許証の試験と一緒」です。
運転免許証の試験は、一切勉強しなければ確実に落ちますよね?
かと言って、やればそこまで難しいものではありませんね?
しかし一つだけ運転免許証と違うのは、それが全て英語で行われると言うことです(笑)
もちろん、公式の日本の翻訳なども出ていません。ブラウザを覗いても受験の体験談ばかりで、日本語で詳しい攻略法を載せているウェブサイトが少なかったのが意外でした。
(英語のサイトではかなりのものが出来上がっておりますので、あとで参照してみましょう。)
そう聞くと、あら、ちょっと早めに勉強し始めようかしら、と思いましたか?
それで正解です。異国で焦るのも、リスクを背負うのも、嫌ですよね?
使用する教材
1.公式教科書(“Life in the UK Test Handbook“)
2. 公式問題集(“Life in the UK Test :Practice Questions“)
その他にも公式の教材が出ていますが、私はこれ2つで充分だと思います。
教科書においては、絶対にこれを使う必要があります。
中古も安くていいですが、2018年版含むそれ以降のものの方が、図説などが解りやすく改良されており、使いやすいのでオススメです。
なぜなら、その教科書に書かれてある事以外は、一切試験に出ないからです。
時に、Life in the UKの無料のアプリをよく見かけます。私も数個落としてやり込みましたが、問題が「簡単すぎる」、もしくはカバーしている範囲が「狭すぎる」、もしくは、教科書に出ていない問題を出しているケースもあります。
個人的には、こういったアプリを毎日やって、合格点気分に浸るのは無駄だと思います。
それよりも、公式問題集の次に役に立つ、最強の英語必殺サイトを以下に紹介しましょう。個人の無料のサービスです。
合格した人が、コメントで寄付をしたいと申し出ているほどの作り込みようになっております、
3. こちら “https://lifeintheuktestweb.co.uk“
を活用しましょう。
同じサイトのこちらのページに出ている模擬テストの1-15回(それぞれ24問)の試験問題から、単語や言い方を変えただけの問題がそっくりそのまま実際の試験の24問に当てはまるはずだ、と、うたっておりますこのサイトです。
私は受ける直前の2日間はこのサイトしかやりませんでしたが、まさにその通りでした。問題を、実際の試験の難易度に合わせて注意深く選び、更に言葉を変えてあるのですね。天才じゃないかしらと思います。
実際読解に必要な英語レベル
事実、だいたいの目安として、この”Life in the UK”の全文を毎日スラスラ読めれば、B2レベルの読解はそう難しく感じないと思います。
私が持っている2017年版の”Life in the UK”ハンドブックには、以下のように書かれています。
The handbook has been written to ensure that anyone who can read English at ESOL Entry Level 3 or above should have no difficulty with the language.
p10, “Life in the UK 2017 – A guide for new residents 3rd edition”
ESOL Entry Level 3とは、CEFRで言うB1レベルの事を指します。これだけであれば、私は「それは嘘だ!」と叫ぶ所ですが、ちゃんと「ESOL Level3 or “ABOVE“」と書いてありますね。しかしこれは半分真実ではありません。
これはB1レベルでは、時間をかければ読めますが、読解にかなり苦労する仕様になっていると思われます。しかし、苦しんで読んだ場合でも、この”Life in the UK”の教科書を読み終わった暁には、知識も増え、英語力もかなり上がっているでしょう。
それにこの内容、結構、実際役に立ちますし、面白いです。
私のイギリス人の夫家族を含め皆口々に言いますが、“Life in the UK”に書かれてある内容は、イギリス人も知らない事が多いので(笑)、フルスコアでパスした暁にはパブクイズで優勝できるかもしれません(笑)。
合格までの所要時間
”Life in the UK”の確実一発合格にかかる所要時間は、英語がどれだけできるかによります。
だいたい、CEFRのB2レベル相当の試験を受けて、準備なしでパスできる自信がある人は、フルタイムの仕事をしながら一日だいたい3時間くらい割いて、3週間目の土曜日に試験を受けるくらいを目安にすれば大丈夫だと思います。以下にまとめてみました。
CEFR B2レベルかそれ以上:フルタイムで働いているなら、だいたい毎日3時間、余裕を持って一ヶ月みっちりでほぼ一発合格。
<だいたいのスケジュール>
a.一週間めは、Life in the UKの教科書の全体を理解しながら「全体を2回読む」のに当てます。朝通勤中には”Life in the UK”のオーディオブックもオススメ。
b.二週間目は、問題集の全ての問題と間違った部分をやり直しながら暗記します。
c.三週間目は、必殺の英語の攻略ウェブサイトの問題を解きまくります。この頃には教科書の内容がかなり染み付いてきているので、どこが弱くどこを復習すればいいのかも自分で解ります。
CEFR B1レベルに勉強して受かるレベル:この場合、一発合格するには余裕を持って三ヶ月くらい必要だと思います。勿論、一日三時間以上はかけてください。
<だいたいのスケジュール>
a. 一ヶ月目はゆっくり教科書を読む。
b. 二ヶ月目は教科書を読みながら問題集をやる。
c. 三ヶ月目は英語の攻略ウェブサイトをやりこむ。
本人の生活スタイルもあると思いますので、これはただの目安としてお考えください。
ゆっくりコツコツやりたい人はゆっくりコツコツと。
もう素早く短期勝負で決める!という人は鬼のように集中しましょう。
まあどちらにせよ、やらねばならない訳ですし、お金をできるだけかけずに一発合格したいですよね?
受験申請費用
£50 (2019年11月)
※金額は変更されるかもしれませんので、常に、こちら(GOV.UK公式「Life in the UK」テスト申し込みページ)をその都度ご確認ください。
また、ビザ用に試験を受ける事ができるテストセンターが決まっていますので、そこまで行く交通費も必要になってきます。
※どうやってどこでテストを予約すればいいのかは、以下の別の記事で詳しく載せていますのでクリックしてみてください。お見逃しなく!
試験準備の心構え
ここまで読んでいただけた方は、だいたい、“Life in the UK”という試験がどんなものか、合格するには何が必要か、その概要を分かっていただけたのではないでしょうか?
それでは、よければ、第二回より、まずはイギリスの価値原則から一緒に始めませんか?
単語をピックアップして辞書で調べるなど、面倒臭い下調べに時間をかける必要はありません。私が代わりに記事にまとめて載せて行きますのでその都度参照ください。
記事には、そのページのまとめのほか、文章の言い回しなど可能な限り載せて行くつもりです。または、どうしてもわからないところがあれば、「お問い合わせ」からご質問ください。
「『Life in the UK』テスト一発合格勉強法!」シリーズの、過去の全記事が、固定ページの「Life in the UK」にありますので、良ければリンクをクリックして、見たい所からご覧ください!
ではみなさん、よければ、「『Life in the UK』テスト一発合格勉強法!第二回」でお会いしましょう!(リンクがない場合は執筆途中です。記事は毎日、日本時間の19:00PM/英国時間の11:00AM頃更新されます。)
“Life in the UK”テスト勉強に必要なものまとめ
1.公式教科書(“Life in the UK Test Handbook“)
2. 公式問題集(“Life in the UK :Official Practice Questions and Answers“)
3. こちら “https://lifeintheuktestweb.co.uk” (無料最強ページ)
ブレグジットとテストの関係について気になる方は、以下もどうぞ!合わせてお読みください!
「『Life in the UK』テスト一発合格勉強法!」シリーズの、過去の全記事が、「目次 SiteMap」の「Life in the UK」にありますので、良ければリンクをクリックして、見たい所からご覧ください!
英国古本屋ライター:K・T・エリーズ
略歴:渡英後すぐ、イギリスの某大手IT企業に就職。IT/マーケティング資料/サポート記事の翻訳や校正を現役で担当中。ローカライズ歴5年目。プライベートでは、現地で結婚。夫婦の共通言語は英語。
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[…] in the UKテストと調べるとトップ近辺に出てくるのが英国古本屋さんのサイトです。Life in the […]