『Life in the UK』テスト一発合格勉強法!第56回「イギリスの歴史:大英帝国の未来」
略歴:渡英後すぐ、イギリスの某大手IT企業に就職。IT/マーケティング資料/サポート記事の翻訳や校正を現役で担当中。ローカライズ歴5年目。プライベートでは、現地で結婚。夫婦の共通言語は英語。
サッと読みたいならこの目次からジャンプ!
大英帝国の未来
前回のお話
前回はとても大事なお話をしました。女性参政権についてです。
社会で生きる女性の参政権を勝ち取るために、過激な行動で政府に抗議する女性の団体が設立されました。
エメリン・パンクハーストが女性活動家として立ち上がりましたね。素晴らしい女性です。
大英帝国の方向性
さて、20世紀へと続いていく中で、この大英帝国は1920年までは健やかにより強大に育っていくわけですが、19世紀の終わり頃にはすでにこの大英帝国はどういう方向性を持って将来に挑むかという議論がなされていました。
さらなる帝国の拡大を支持する人々は、この帝国における貿易や商業を増やす事でイギリスに利益をもたらすということを唱えました。
その他は、この帝国は拡大されすぎて、インドの北西の開拓地や南アフリカなど帝国各地での頻繁に起こる衝突は、財源を枯渇させる原因ではないかと言う事も提唱されていました。
しかし、とりあえずは、イギリスの多数の人々が、大英帝国は世界をより良いものにしていると信じていた訳です。
ボーア戦争(Boer war)
さて、ここで、1899-1902年まで続いたボーア戦争(Boer War)が、この大英帝国の未来についての議論を、もう少し慌ただしくします。
イギリスは、ボーアと呼ばれるオランダからの定住者と、南アフリカで戦争に突入します。
この南アフリカへの移住者ボーア達は猛烈に戦い、この戦争は3年も続きます。
この戦争によりたくさんの人々が死に、戦争以上に沢山の人々が病死する事になりました。
ボーア達に同調する声も一般に聞かれましたが、人々はこのことを境にして次第に、大英帝国が存続すべきかどうかと言う疑問を呈し始めます。
そうして、大英帝国の様々の部分が発達し、自由と自治権を獲得して行きます。
最終的に、20世紀の後半には、独立を認められながら、ほとんどのエリアが、大英帝国からイギリス連邦(コモンウェルス)へと移行します。
イギリス連邦(コモンウェルス)
コモンウェルスというのはとても分かりにくい言葉ですね。Wikiでは、「公益を目的として組織された政治的コミュニティー(By Wikipedia )」となっています。
ちなみに、その wikiサイトを英語にすると、そっくりそのまま”Political community”と言っているので、信じることにしましょう。
ちなみに、「コモンウェルス」という言葉は、国家を言い表す少し別の言葉としても、オリバー・クロムウェルも用いましたね。
オリバー・クロムウェルが統治したコモンウェルスは、「共和国」と訳されます。
オリバーと彼の国をお忘れの方はこちら↓
この言葉は日本語に合致する言葉が見つからないそうで、分脈により、その都度訳し分けられるそうです。
コモンウェルスというのは、そういう名前の、大英帝国以降の自治権を持つエリアの繋がりを指す、緩やかな国家規模の共同体、もしくは同じ公益を求める政治的コミュニティーと理と言う事です。
つまりこの言葉は、大英帝国から緩やかに同じ公益を追求しようとするエリアの集合/連合体を指すことになってくる訳で、ここでは、「イギリス連邦」(Commonwealth of Nations)と呼ばれそうです。
ボキャブラリ
“2020 Edition Life in the UK Test Handbook” p45-p45
さあ読んで行きましょう!試験は全部英語です!!!いつもの英語での英単語の覚え方はこちら「2. 英語で覚える英語のボキャブラリー」をどうぞ!
必須単語は黄色いマーカーの所なので、絶対に覚えてください。
over expand | v. to expand too much or too quickly
By Collins English dictionary , Cambridge Dictionary, Wikipedia, Oxford Dictionaries, Merriam-Webster Dictionary
conflict | n. a serious disagreement or argument, typically a protracted one:
drain | n. a thing that uses up a particular resource:
yet | conj. but at the same time; but nevertheless:
urgent | adj. (of a state or situation) requiring immediate action or attention
fiercely | adv. in a savagely violent or aggressive manner:
autonomy | n. the right or condition of self-government:
transition | n. the process or a period of changing from one state or condition to another: “students in transition from one program to another”
Commonwealth | n. an international association consisting of the UK together with states that were previously part of the British Empire, and dependencies. The British monarch is the symbolic head of the Commonwealth.
grant | v. agree to give or allow (something requested) to:
もしこの記事が何かに役立ちましたら、
下で「いいね!」や「フォロー」をよろしくお願いします!
役立つ情報を毎日更新して行きます!🙂
英国古本屋ライター:K・T・エリーズ
次回
ではみなさん、よければ、「『Life in the UK』テスト一発合格勉強法!第57回」でお会いしましょう!(以下に埋め込みリンクがない場合は執筆途中です。記事は月-金の毎日、日本時間の19:00PM/英国時間の11:00AM頃更新されます。)
「『Life in the UK』テスト一発合格勉強法!」シリーズの、過去の全記事が、「目次 SiteMap」の「Life in the UK」にありますので、良ければリンクをクリックして、見たい所からご覧ください!
略歴:渡英後すぐ、イギリスの某大手IT企業に就職。IT/マーケティング資料/サポート記事の翻訳や校正を現役で担当中。ローカライズ歴5年目。プライベートでは、現地で結婚。夫婦の共通言語は英語。