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『Life in the UK』テスト一発合格勉強法!大量連載中!

まだ連載中ですが、現在、公式「Life in the UK」のテキスト解説をほぼ網羅しております。試験に必要な方はぜひご活用ください。

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『Life in the UK』テスト一発合格勉強法!第六回「イギリスの歴史:ローマ人」

2020/03/01
 
ロンドン市内
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 略歴:渡英後すぐ、イギリスの某大手IT企業に就職。IT/マーケティング資料/サポート記事の翻訳や校正を現役で担当中。ローカライズ歴5年目。プライベートでは、現地で結婚。夫婦の共通言語は英語。

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ローマは一日にして成らず
-Rome wasn’t built in a day

 ついに、あのローマ人が、ブリテン島にやってきます。有名な諺がありますね。

 ”Rome wasn’t built in a day”

 その通りです。
 まさに第二ヶ国語をやろうとすると、この諺を思い出さねばなりませんね。

ジュリアス・シーザー -Julius Caesar

 ローマ人は、イギリスを征服しようと、紀元前55年にブリテン島にやってきます。このRoman invasion(ローマ人の侵略)を率いたのは誰でしょう。

 懐かしい、あの「ジュリアス・シーザー(Julius Caesar)」です。またの名を、日本語では「ユリウス・カエサル(Julius Caesar)」[以下、ジュリアス・シーザー(Julius Caesar)に統一]と言いますね。

 前者が英語読み、後者が古典ラテン語に近い読み方のカタカナ表記です。本当に、日本語の外来語表記において、名前の表記はできるだけ統一してほしいものですよね。

 後々イギリスが誇る大劇作家になるウィリアム・シェイクスピア(William Shakespeare)が、ジュリアス・シーザー(Julius Caesar)についての劇を書いています。

 右腕だと信じていた部下が己の命を狙っていると知った時のジュリアス・シーザー(Julius Caesar)の劇中のセリフ、「ブルータス、お前もか!」が有名でしょうか。

 私はこのセリフは今でも好きで、ジョークでよく使ったりします。

 とりあえず、このローマ人のおっさんと、そいつが何年に何をしたかを覚えましょう。

BC55, Julius Caesar, Roman invasion

ビシッ(叩いたおと)GoGo!ジュリアス!ローマ人の侵略!

 と、覚えてもいいかもしれないですが、あまりオススメはしません。笑。個人的に、試験中に頭の中で日本語が出て来ると、逆に焦るからです笑。

ちなみにこのジュリアスのイギリスへの侵略は、失敗します!

ここも、実際数パターン捻った問題で試験でよく見かけました。例えば「ローマ人が、イギリス征服に成功したのはBC55である。」True or False?などと言うひねった問題です。もちろん、Fです。 
 成功したのは、後ほど出て来る、しかしまだ出てきていない、ローマの別人です。

試験には出ないプチメモ

 この頃、イギリス(Britain)は、ブリタニア”Britania”(多分現在の”Britain”の起源でしょう)と言う名前で、私はこの章を英語で調べていた時に、これがとても興味深い所でした。

 例えば、ドイツ(Germany)は”Germania”, イタリア(Italy)は”Itallia”,など、国を指すときに「なんとか”ia”」と言うのです。

 これは、きっと古典ラテン語では、「なんとか”ia”」が国を表したのではないかと推測しながら調べていました。そういえば、アルメニアとかメソポタミアとかもありましたよね。が、到底そんなところは”Life in the UK”には出ないので、これはまたの機会に取っておきましょう。

 ちなみに、いまだにその言葉が残っている地域がありますよね。興味があれば探して見てください。もしくは、詳しくご存知であれば、ぜひ教えてください。

ローマ帝国の支配

 戯れに地図を書いて見て思ったのですが、古代ローマ帝国の全盛期は凄まじいものがあります。

 ローマ帝国の配下に置かれた部分を赤で塗ると、ヨーロッパどころではなく、現在のトルコが入る辺りまで真っ赤になります。

 私の下手すぎるお手製感みなぎる地図を以下でご覧ください。笑。

お手製すぎるローマ帝国全盛期の地図

 位置はあまり正確ではありません。真ん中の海が地中海、左の一番上にある黄色で囲まれた土地がイギリス(ブリタニア)です。笑。
 見てわかるように、地中海、黒海のほぼ全ての周りの国、真っ赤なのが当時のローマ帝国の全盛期です。

 ローマ人は、その配下にブリタニア(イギリス)も加えたかったのですね。しかしBC55のジュリアス・シーザー(Julius Caesar)の遠征では失敗します。それからイギリスは100年間ローマの勢力に持ちこたえます。

 しかし、ローマ人は諦めません。

 ついに、AD43、ローマ皇帝クラウディアス(the Emperor Claudius)に率いられた軍にブリタニア(イギリス)は降伏します。

 「BC55年のジュリアス・シーザー(Julius Caesar)による侵略戦争」から、
AD43年のクラウディアス(the Emperor Claudius)が侵略に成功する」まで、イギリスは持ちこたえたのですね。約100年間です。

ローマ支配への抵抗とIceniの女王

“When in Rome, do as the Romans do”

 No! we don’t!と言うことで、この時、ブリタニア(イギリス)には、当時ローマ軍をバッタバッタとなぎ倒し、最後まで抵抗した、めっちゃかっこいい女戦士がいたんですね!

 その名をBoudiccaと言います。
 丁度、ブリタニア(イギリス)の東(Eastern England)辺りにあったIceni(クリックしてもらえれば、Iceniの位置がwikiに載っています。)と言う部族の誇り高き女王でした。

 この、イギリスをローマから守ろうと果敢に立ち上がった誇り高き部族の女王Boudiccaの像は、今でも、ロンドンのパーラメント(国会議事堂)の近くにあるウェストミンスターブリッジ(Westminster Bridge)にあります。拝みに行きましょう。

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スコットランド -Scotland

 当時、スコットランドに住んでいた人々のことをPictsと言います。現在のスコットランドの人々の先祖ですね。

 さてその当時、強大なローマ帝国を前にスコットランドはどうしていたのかと言うと、

 スコットランドは、一度もローマに支配されたことがありません

 この微妙なところも試験に出ます。スコットランドはローマに征服されたことはない、と言うのを覚えましょう。

 当時のスコットランドの民(Picts)が強すぎたので、ついに、ローマ皇帝ヘイドリアン(the Emperor Hadrian)が現在のイングランドとスコットランドとの境に壁を築いてしまいます。

 それがHadrian’s Wallと呼ばれるものです。

そのままですね笑。これはただの壁ではなく、補助砦や宿舎までをも備えています。

Hadrian’s Wall付近にある遺跡には数多くの砦も存在します。

Housesteadsや、ヘイドリアンの壁の南に位置するVindolanda が有名です。

 Hadrian’s Wallやその周りにある遺跡は、「UNESCO(United Nations Education, Scientific and Cultural Organization)」の世界遺産に指定されており、今でも観光地として訪れることができます。

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ローマ人のイギリスへの功績

 さて、ローマに征服された後のイギリスです。
 彼らは400年間、イギリスの土地を支配して、色々ためになることをイギリスに残して行ってもくれたのですね。以下にそれらをまとめて見ました。これは必須ですので覚えてください。

  • 道を敷き、公共施設を建てた
  • 法の基礎となる枠組みを作った
  • 新しい新種の植物や動物をイギリスに持ってきた

 そして、AD3世紀か4世紀頃になると、最初のクリスチャンコミュニティがイギリスに現れ始めます。

 今日はここまでです。次回はローマ人が去った後、アングロサクソンの話に移ります!

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ボキャブラリー

“2020 Edition Life in the UK Test Handbook” p13-p13 “The Romans”

 試験は全部英語です!!!いつもの英語での英語の単語の覚え方はこちら「2. 英語で覚える英語のボキャブラリー」をどうぞ!

日本語チーターシート3は以下をクリック!(パスワード「jpncheat3」)

 ちなみに、HousesteadsやVindolandaは、Life in the UKの試験の中でも、かなり難易度の高い問題として分類されていたと思います。

 つまりこの難易度の問題は実際の試験には出ないと思いますが、もしでたら怖いので、覚えたい人は覚えてください。以下に該当用語にはWikipediaのページを載せてありますのでご参照ください。

Invasion |n. C/U an occasion when an army or country uses force to enter and take control of another country:

BC |adv Before Christ: used in the Christian calendar when referring to a year before Jesus Christ was born:

remain|v. to stay in the same place or in the same condition:

empire |n.C a group of countries ruled by a single person, government, or country:

AD|adv. Anno Domini : a Latin phrase meaning “in the year of the Lord”, which is used when referring to a year after Jesus Christ was born:

Emperor|n. a male ruler of an empire

Empress|n. a female ruler of an empire, or the wife of a male ruler of an empire

resistance|n.U the act of fighting against something that is attacking you, or refusing to accept something:

tribe|n. C a group of people, often of related families, who live together, sharing the same language, culture, and history, especially those who do not live in towns or cities:

occupy |v. to fill, exist in, or use a place or period of time:

tribal |adj. relating to a tribe:

conquer |v. to take control or possession of foreign land, or a group of people, by force:

Pict |n.C one of a group of ancient people who lived in Scotland, especially eastern and northern Scotland, during Roman times

Housesteads (https://en.wikipedia.org/wiki/Housesteads_Roman_Fort)

Vindolanda (https://en.wikipedia.org/wiki/Vindolanda)

UNESCO | abbreviation for United Nations Educational, Scientific, and Cultural Organization: a department of the United Nations that aims to encourage peace between countries through education, science, and culture

heritage |n. U features belonging to the culture of a particular society, such as traditions, languages, or buildings, that were created in the past and still have historical importance:

community |n. C the people living in one particular area or people who are considered as a unit because of their common interests, social group, or nationality:

By Collins English dictionary , Cambridge Dictionary, Wikipedia, Oxford Dictionaries
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今日の問題 

which queen is remembered for her rebellion against the romans?

 ではみなさん、よければ、『Life in the UK』テスト一発合格勉強法!第七回」でお会いしましょう!(リンクがない場合は執筆途中です。記事は毎日、日本時間の19:00PM/英国時間の11:00AM頃更新されます。

「『Life in the UK』テスト一発合格勉強法!」シリーズの、過去の全記事が、「目次 SiteMap」の「Life in the UK」にありますので、良ければリンクをクリックして、見たい所からご覧ください!

 年号とか人の良い語呂合わせないかなーと考え中です。うむむむ。

英国古本屋ライター:K・T・エリーズ

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 略歴:渡英後すぐ、イギリスの某大手IT企業に就職。IT/マーケティング資料/サポート記事の翻訳や校正を現役で担当中。ローカライズ歴5年目。プライベートでは、現地で結婚。夫婦の共通言語は英語。

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