『Life in the UK』テスト一発合格勉強法!第160回「イギリス政府と法律:イギリス政府の総まとめ3」
略歴:渡英後すぐ、イギリスの某大手IT企業に就職。IT/マーケティング資料/サポート記事の翻訳や校正を現役で担当中。ローカライズ歴5年目。プライベートでは、現地で結婚。夫婦の共通言語は英語。
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第155回 誰に投票権があるか
イギリスでは、1928年以来完全に民主制の投票制度が行われてきました。現在の投票権のある年齢18歳というのは、(数個の例外を含みますが)1969年に設定されました。全てのイギリスで出生した者、もしくは市民権を取り帰化した成人の市民には、投票権があります。
イギリスの成人の市民、そしてイギリス連邦やアイルランド共和国の市民で、イギリスの居住者である者には、公共の選挙での投票権があります。また、イギリスに住むその他の欧州連合、EU(European Union)における成人市民には、総選挙をのぞく全ての選挙において投票権があります。
選挙人名簿(the electoral register)
議会選挙や地方選挙、欧州選挙にて投票する事ができるためには、自身の名前が、選挙人名簿に載っている必要があります。投票可能だった場合は、地方自治体の選挙人名簿登録オフィスに連絡を取ることによって登録する事ができます。
どこの自治体に行けばいいのか確かでない場合は、www.aboutmyvote.co.ukを訪れ、郵便番号を入力して、探して見ましょう。また、英語、ウェールズ語、もしくはその他の言語で、投票者登録フォームもダウンロードできます。
北アイルランドの選挙人名簿登録
北アイルランドでは異なった制度が適用されています。その制度は、「個人登録(individual registration)」と呼ばれる制度で、投票権のある全ての人々は、それぞれ本人が登録フォームを記入しなければ行けません。
一度登録されれば、個人情報が変わらない限り、その登記にとどまります。更なる詳細は、北アイルランドの選挙オフィス(Electoral Office for Northern Ireland)のウェブサイト「www.eoni.org.uk」をご覧ください。
第156回 投票場と出馬
投票場
人々は、投票所(polling station(スコットランドではpolling places))と呼ばれる場所で選挙に投票します。選挙の前に、投票カード(poll card)が送られてきます。このカードには、投票場や選挙の場所について書かれています。選挙の日には、午前7時から午後10時まで開いています。
誰に投票するのかというのは、自分で決めなければいけません。誰も、あなたがどの候補者に投票すべきかというのを決定する権利はありません。
もし、投票場に行く事が難しい場合は、郵便投票(postal ballot)に登録する事もできます。投票用紙が、選挙の前に家に送られます。記入したら、郵送で送り返せます。郵便投票にするか投票場に出向くかは、登録時に決める事ができます。
出馬
アイルランド共和国もしくはイギリス連邦、イギリスのほとんどの18歳かそれ以上の市民は、出馬する事ができます。
例外もあります。例えば、以下リストアップされた人々は出馬資格がありません。
- 軍隊のメンバー(members of the armed forces)
- 公務員(civil servants)
- 特定の犯罪で有罪判決を受けた人々(people found guilty of certain criminal offence)
また、貴族院のメンバーも、庶民院の選挙(つまりMPになるポジション)には出馬できない場合がありますが、それ以外のポジションでは出馬できる資格があります。
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英国古本屋ライター:K·T·エリーズ
次回
ではみなさん、よければ、「『Life in the UK』テスト一発合格勉強法!第161回」でお会いしましょう!(以下に埋め込みリンクがない場合は執筆途中です。記事は月-金の毎日、日本時間の19:00PM/英国時間の11:00AM頃更新されます。)
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略歴:渡英後すぐ、イギリスの某大手IT企業に就職。IT/マーケティング資料/サポート記事の翻訳や校正を現役で担当中。ローカライズ歴5年目。プライベートでは、現地で結婚。夫婦の共通言語は英語。