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『Life in the UK』テスト一発合格勉強法!大量連載中!

まだ連載中ですが、現在、公式「Life in the UK」のテキスト解説をほぼ網羅しております。試験に必要な方はぜひご活用ください。

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『Life in the UK』テスト一発合格勉強法!第八回「イギリスの歴史:バイキング」

2020/03/01
 
ロンドン市内
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 略歴:渡英後すぐ、イギリスの某大手IT企業に就職。IT/マーケティング資料/サポート記事の翻訳や校正を現役で担当中。ローカライズ歴5年目。プライベートでは、現地で結婚。夫婦の共通言語は英語。

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バイキング

 こんにちは。みなさん。今日はバイキングについてです。
バイキングはバイキングです。あの、海から船で海岸につけ、ツノの生えたヘルメットを被って身を守り、街を襲って金品や奴隷を奪っていく、あいつらです。

 ファンタジーの中だけかと思いきや、本当にいたんですね!

 バイキングが最初にアングロサクソン王国のあるグレートブリテン島に現れたのは、AD789年、突然海外沿いの街に奇襲を仕掛け、貴重なものを奪っていきました。

この年号も重要です。試験に出ます。ラッキー7から始まって、89と数字が続いているだけですから、これは覚えやすいですよね。バイキングはラッキー7、89と覚えましょう。

バイキングはどこから来たのか?

 このバイキングたちは、主にノルウェーとデンマークからグレートブリテン島にやって来ます。イギリスの島グレートブリテン島の右上あたりですね。以下で地図を見て見ましょう。

Norway/DenmarkからVikingがブリテン島に来る図

 赤い所がNorway/Denmarkの国で、そこからバイキングがグレートブリテン島の北から、そして東から入って来ている図です。少し地図を描くのが上手くなりましたかね。笑。

バイキングの定住

 彼らは、最初は金品や奴隷を奪って去って行くだけだったのですが、なんとずうずうしくも、その後その土地に住み着いてしまいます(笑)。
 グレートブリテン島の、現在のイングランドの東とスコットランドにかかる部分に、バイキングが住み着いてコミュニティを形成して行きます。

 その出来上がって来たバイキングコミュニティーエリアは、「デーンロー(Danelaw)」と呼ばれます。

Denmark—Danish + Law=Danelaw と覚えましょう。

下にDanelawの地域の簡易地図を載せます。こんな感じ↓

バイキングたちのデーンロー(Danelaw)地域

バイキングの言語で名付けられた地名

 今でも地名として残る“Grimsby”や”Scunthorpe”は、イングランドが「Danelaw」としてバイキングの侵略者によって支配されていた時代に、バイキングの言語から付けられた地名だそうです。

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アングロ・サクソンの王とバイキング

 当時のアングロ・サクソン王国とそこに住む住民は、バイキングの勢力に怯えていた訳ですね。

 突然外国からバイキングが来て、そこに住み着いてしまったら、地元民はかなり怖かったろうと思います。言葉が通じるのかどうかもわかりませんし、なにせいつまた貴重品を盗まれるのかもわかりません。

 しかしバイキングは、その土地に住み着き、地元の人々と結びつき、生活を共にするようになります。キリスト教に改宗するものも現れたりしますね。そしてアングロサクソン王国は徐々にバイキングに占領されていき、ついに支配の構図が変わろうとし始める訳です。

 そんな時、一人のたくましいアングロ・サクソンの王が出て来て、アングロ・サクソンたちはその王のもとに一致団結します。

 その王の名は、King Alfred the Great(アルフレッド大王)です。この人がバイキングを一掃し、バイキングに支配されかかったグレートブリテン島で、再度アングロ・サクソン王国の統治を取り戻す訳です。

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Pictsの王とバイキング

 Picts(スコットランドに住む人々の先祖)の王も、バイキングの脅威のもとに、人々を団結させ、バイキングに立ち向かいます。

 共通の敵を持つと、人々の団結力が増すのはいつの時代もそうですね。

 このスコットランドのPictsの王はKenneth MacAlpin(ケネス一世)という名前です。

 この頃から、「スコットランド」という名前がその国を表すものとして正式に使われるようになってきます。

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ボキャブラリー

“2020 Edition Life in the UK Test Handbook” p15-p15 “The Vikings”

 試験は全部英語です!!!いつもの英語での英単語の覚え方はこちら「2. 英語で覚える英語のボキャブラリー」をどうぞ!

日本語チーターシートは以下をクリック!(パスワード「jpncheat3」

 黄色いマーカーの所は必須単語なので、絶対に覚えてください

Viking |n.C a person belonging to a race of Scandinavian people who travelled by sea and attacked parts of northern and southern Europe between the 8th and the 11th centuries, often staying to live in places they travelled to

slave |n. C a person who is legally owned by someone else and has to work for that person:

raid |v. to attack a place suddenly

coastal |adj. positioned on, or relating to the coast:

form |v. to begin to exist or to make something begin to exist:

unite |v. to join together as a group, or to make people join together as a group; to combine:

defeat |v. to win against someone in a fight, war, or competition:

invader |n.C  an army or country that uses force to enter and take control of another country:

settler |n.C a person who arrives, especially from another country, in a new place in order to live there and use the land

convert  |v. to (cause something or someone to) change in form or character:

except for |not including

Danish |belonging to or relating to Denmark, its people, or its language

threat |n. C  a suggestion that something unpleasant or violent will happen, especially if a particular action or order is not followed:

encourage |v. to make someone more likely to do something, or to make something more likely to happen:

describe |v. to say or write what someone or something is like:

By Collins English dictionary , Cambridge Dictionary, Wikipedia, Oxford Dictionaries
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 今日の問題

Where did the vikings come from?

1. Germany and Austria
2. Belgium and Holland
3. Denmark and Norway
4. France and Luxembourg

 ではみなさん、よければ、「『Life in the UK』テスト一発合格勉強法!第九回ノルマン人」でお会いしましょう!(リンクがない場合は執筆途中です。記事は月-金の毎日、日本時間の19:00PM/英国時間の11:00AM頃更新されます。)

「『Life in the UK』テスト一発合格勉強法!」シリーズの、過去の全記事が、「目次 SiteMap」の「Life in the UK」にありますので、良ければリンクをクリックして、見たい所からご覧ください!

英国古本屋ライター:K·T·エリーズ

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 略歴:渡英後すぐ、イギリスの某大手IT企業に就職。IT/マーケティング資料/サポート記事の翻訳や校正を現役で担当中。ローカライズ歴5年目。プライベートでは、現地で結婚。夫婦の共通言語は英語。

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