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『Life in the UK』テスト一発合格勉強法!第七回「イギリスの歴史:アングロサクソン」

2020/03/01
 
ロンドン市内
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 略歴:渡英後すぐ、イギリスの某大手IT企業に就職。IT/マーケティング資料/サポート記事の翻訳や校正を現役で担当中。ローカライズ歴5年目。プライベートでは、現地で結婚。夫婦の共通言語は英語。

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ローマ制圧時代のまとめ

 さて、ローマ軍はAD410にブリタニア(イギリス)を去ります。丁度、ローマがブリタニア(イギリス)を支配していたのは、まとめると以下のようになります。

  • BC55 ジュリアス・シーザー(Julius Caesar)イギリス制圧失敗
  • 約100年間を経て)↓
  • AD43 ローマ皇帝クラウディアス(Emperor Claudius) イギリス制圧
  • (ローマ統治:約400年間)[この間(AD122)にHadrian’s Wallが建設される]↓
  • AD410 ローマ軍がブリタニア(イギリス)から去る

アングロ・サクソン -Anglo Saxons

 ローマ軍が去ったその後、北ヨーロッパから、勢力の強い3つのゲルマン民族がやって来ます。

 The Jutes, the Angles, the Saxonsです。

 この3つの部族の総称として「アングロ・サクソン(Anglo Saxons)」という言葉が使われています。

アングロ・サクソンの王国

 初期には、この侵略を仕掛けて来たアングロサクソンに対して数回争いが起こりますが、やがてAD600に、アングロサクソンによる複数の王国がブリタニア(イギリス)に設立されます。

AD600, Anglo Saxon Kingdoms were established-

 この時に設立された王国は、現在イングランド(England)と呼ばれる地域に形成されます。

 イギリスは、England, Wales, Scotland, Northern Irelandの4つの国の連合王国でしたよね。その中の一つである今のEnglandの地域にアングロ・サクソン王国が広がって行った訳です
 また、その他の地域、ウェールズやスコットランドなどはアングロサクソンに支配されませんでした。

 以下の地図で、赤い枠で囲まれたイングランドの部分がアングロ・サクソン王国です。

お手製感みなぎる当時のアングロサクソン王国の地図 AD700 Anglo- Saxon Kingdoms

言語

 このアングロ・サクソンの人々が使っていた言語が、今イギリスで話されている現代のEnglishの基盤になっています。

 後々これにフランス語なども混じり合って現在の英語になりますね。

 AD600ですから、1420年前の言語が基盤となり、それから同期間の年月を経て色々と変化して行き、今の英語になる訳です。

 この頃のアングロサクソンと呼ばれる人々の文化を推し量る一つの材料として、彼らの王の墓があります。

 アングロサクソンの王の墓として最も有名なのは、現代のサフォーク(Suffork)地域にある、「Sutton Hoo」と呼ばれる墓の遺跡です。

ここに祀られた王は、数々の財宝や鎧など全てが配置された船と共に埋葬されておりました。

 サットン・フーと言えば、以下の画像の仮面が有名ですね。教科書にも無意味にこの画像が載っていますが、説明書きがないと思います。
 これはAD625年辺りに、Sutton Hooの船葬と共に埋められていた装飾品のヘルメットで、その当時の王の所有物だったと信じられています。これは今、British Museumに展示されています。もっと詳しく知りたい方は、上記のSutton Hooのリンクをクリックしてください。

宗教

 さて、彼らの宗教観はどうだったのでしょう。

 アングロサクソンたちが、ブリタニア(イギリス)に来た当初は、彼らはキリスト教を信仰してはいませんでした。

 しかしこの時期から、キリスト教信仰を広めるための宣教師が布教のために各国を巡るようになります。宣教師たちは、もちろんブリタニア(イギリス)も訪れ、布教活動を行いました。

アングロ・サクソン時代のキリスト教宣教師

 この辺りから広まり出すキリスト教については、試験では必須項目です。

 色々な宣教師が現れ、その宣教師ごとに社会的地位が築かれて行くなどして、この宗教、キリスト教がどんどん社会に浸透して行くのですね。

  まず、アイルランドから来た宣教師が、アングロサクソンの王国の北、つまり現在のイングランドの北の位置から徐々にキリスト教を布教し始めます。

 アイルランドからの最も有名な宣教師は、聖パトリック(St.Patric)です。この人はのちにアイルランドの守護聖人(Patron Saint)になります。

「守護聖人(Patron Saint)」って何?

 ここで、ん?と思う人も多いかと思います。

 私たち日本人は、キリスト教を信仰する文化圏に住んでいないので、一言「守護聖人(patron saint)」と言われても、意味が分かりません。何それ、天使?くらいの感覚か、「なんか、すごい人なんだね」で終わってしまいます。

 古いキリスト教の信仰、特にカトリック信仰の中では、一神教としてのイエスキリストに対する信仰の他に、教会が認めた「聖人」に対する「聖人崇拝」という特殊な信仰があります。

 まず、キリスト教の教え通りに生き、キリスト教布教活動に従事し、そのために殉職するなどし、社会/人々に対する影響を、キリスト教徒としての生き様の徳でもって知らしめた人物は、教会により「聖人」と呼ばれます。

 更に、この「聖人」は、場合によっては、死後「守護聖人」として、所縁のあったもの(例えばその聖人の生まれた土地や職業など)を、守るスピリチュアルな象徴であると認知されたりします。
 いわば、その聖人にゆかりあった場所や職業の守り神のような信仰対象になって行くのですね。

 例えば、この聖パトリックがアイルランドの守護聖人(Patron Saint)として教会/人々から認知されているのは、彼がアイルランド出身で、生前にキリスト教布教活動に人生をささげ、その教えを全うしたと認められたからです。

重要な聖人とその功績

 後に、国によっては、成人の日ではなく、「聖人の日」が決められ(笑)、法定休日となる場合もあります。

 例えば現在、北アイルランドでは、聖パトリックの日は3月17日に制定されています。この日は北アイルランドでは法定休日となっています。

色々な聖人の休日がありますが、それは「歴史」の次の章「現代社会」で詳しく述べられます。

 どうせ、後半で色々暗記することとなりますので、今はああ、守護聖人はとても重要な信仰の象徴だったんだな、と言う事をなんとなく把握しておいてください。

アングロ・サクソン時代の最重要聖人 -Saints

 さて、今の所アングロサクソン時代活躍した重要な聖人は以下の三人です。それぞれの業績と名前をまとめて起きましたので、把握しましょう。

  •  聖パトリック (St. Patric) — アングロサクソン王国の北(現在のイングランドの北)にキリスト教を広め、アイルランドの守護聖人と認知される。
  • 聖コロンバ (St. Columba)—現在のスコットランド沖に位置するアイオナ島(Iona)に修道院を設立
  • 聖オーグスティン (St. Augustine)—ローマからの宣教者を率いて、アングロサクソン王国の南(現在のイングランドの南)にキリスト教を布教。/この人はのちに、史上初の「カンタベリー大司教(Archbishop of Canterbury)」になります。

カンタベリー大司教(Archbishop of Canterbury)って何?

 また、意味が分からない言葉が出てきましたね。宗教用語は困ります。
つまり、簡単に説明しますと次のようになります。

 キリスト教が宗教として力を持ち、布教により社会的影響を持ち始めます。それが大規模になるにつれ、布教元の教会が社会的に力を発揮するようになりますね。

 これは王も無視できなくなる権力に発展していきますが、その教会の中でトップに君臨する教会がイングランド国教会(Church of England)です。

 そのイングランド国教会(Church of England)という組織の階級制度の中での、聖職者のトップが、「カンタベリー大司教(Archbishop of Canterbury)」様です。

 正式には「スピリチュアルリーダー」というらしいですが、これは後々の歴史で詳しく出てきますので、ここらへんにしておきましょう。

 今日は、アングロサクソン時代のキーポイントと共に、重要な聖人3人を暗記できれば上出来です。

それでは!

ボキャブラリ

“2020 Edition Life in the UK Test Handbook” p13-p15 “The Anglo-Saxons”

試験は全部英語です!!!いつもの英語での英語の覚え方はこちら「2. 英語で覚える英語のボキャブラリー」をどうぞ!

 日本語チーターシートは以下をクリック!(パスワード「jpncheat3」)

 必須ボキャブラリーは、黄色いマーカーで印をつけておきますのでご参照ください。

Anglo Saxons |The Anglo-Saxons were a cultural group who inhabited Great Britain from the 5th century. They comprise people from Germanic tribes who migrated to the island from continental Europe(wiki)

invade |v. to enter a country by force with large numbers of soldiers in order to take possession of it:

Jute |a member of a Germanic people that (according to Bede) joined the Angles and Saxons in invading Britain in the 5th century, settling in a region including Kent and the Isle of Wight. They may have come from Jutland.( https://en.wikipedia.org/wiki/Jutes)

modern-day|adv. relating to people or things from modern times and not from a time in the past:

establish|v. to start a company or organization that will continue for a long time

burial|n. C/U  the act of putting a dead body into the ground, or the ceremony connected with this:

mound |n. C a large pile of earth, stones, etc. like a small hill:

missionary |n.C a person who has been sent to a foreign country to teach their religion to the people who live there:

spread |v. to (cause to) cover, reach, or have an effect on a wider or increasing area:

patron saint |a Christian saint who is believed to give special help to a particular placeactivityperson, or type of object:

found |v. to bring something into existence:/to build a support in the ground for a large structure such as a building or road

monastery |n.C  a building in which monks live and worship

bishop n.C | a priest of high rank who is in charge of the priests of lower rank in a particular area:

Archbishop |n.C a bishop of the highest rank who is in charge of churches and other bishops in a particular large area:

Archbishop of Canterbery |The Archbishop of Canterbury is the senior bishop and principal leader of the Church of England

Church of England |The Church of England (C of E) is the established church of England. The Archbishop of Canterbury is the most senior cleric, although the monarch is the supreme governor.

By Collins English dictionary , Cambridge Dictionary, Wikipedia, Oxford Dictionaries

<知りたい人だけ!3つのゲルマン民族のまとめボキャブラリー>

Angles | The Angles (Old English: Ængle, Engle; Latin: Angli; German: Angeln) were one of the main Germanic peoples[1] who settled in Great Britain in the post-Roman period (https://en.wikipedia.org/wiki/Angles)

Saxons  |The Saxons (Latin: Saxones, German: Sachsen, Old English: Seaxan, Old Saxon: Sahson, Low German: Sassen, Dutch: Saksen) were a group of early Germanic[1] peoples whose name was given in the early Middle Ages to a large country (Old Saxony, Latin: Saxonia) near the North Sea coast of what is now Germany
(https://en.wikipedia.org/wiki/Saxons)

Jutes | The Jutes (/dʒuːts/), Iuti, or Iutæ were a Germanic people.[1] According to Bede,[2] the Jutes were one of the three most powerful Germanic peoples of their time in the Nordic Iron Age,[3][4] the other two being the Saxons and the Angles.
https://en.wikipedia.org/wiki/Jutes

By Wikipedia

今日の問題

What did St Augustine and St Columba do during the Anglo- saxon period?

1. They invented new farming techniques.
2. They were leaders of an uprising in wales.
3. They were early christian missionaries.
4. They were courageous warriors.

ではみなさん、よければ、「『Life in the UK』テスト一発合格勉強法!第八回」でお会いしましょう!(リンクがない場合は執筆途中です。記事は毎日、日本時間の19:00PM/英国時間の11:00AM頃更新されます。)

「『Life in the UK』テスト一発合格勉強法!」シリーズの、過去の全記事が、「目次 SiteMap」の「Life in the UK」にありますので、良ければリンクをクリックして、見たい所からご覧ください!

英国古本屋ライター:K·T·エリーズ

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 略歴:渡英後すぐ、イギリスの某大手IT企業に就職。IT/マーケティング資料/サポート記事の翻訳や校正を現役で担当中。ローカライズ歴5年目。プライベートでは、現地で結婚。夫婦の共通言語は英語。

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